



人間の成長、企業の成長は、自らがどう変化するかを考えることから始まります。世界経済の低迷は未だ続き大変厳しい世の中だと言われていますが、皆さんには「厳しい時代こそチャンス」と捉えていただきたいと考えています。
変化の過程にこそ進歩がある。人も企業も成長することができる。厳しい時代を「チャンス」と捉え「自ら変化を起こす」ことのできる人こそ、いま、求められているのです。
何よりも必要なのは、旺盛なチャレンジ精神。チャレンジ精神の旺盛な人は、常に現状に不満足であるとも言えます。成果を出しても決して満足せず、さらに上の成果を貪欲に求める。
こうした姿勢が継続的な成長には不可欠です。時には失敗を繰り返しながらも、変化を恐れず、必ず成功させるという執念。こうした粘り強さは、厳しい時代にこそ大事にしたいものです。
当たり前を疑うのは簡単ではありません。経験や知識を積み重ねた人ほど難しいでしょう。しかし知識や経験はあくまで基礎力です。本当の力とは知識や経験を使って新しいことを「創造」する力のこと。経験を過信せず、常識こそを一度疑う。自己否定から始まる力が不可能を可能にするのです。
新しい発想を生むためには、さまざまな視点でものごとを見つめることが大切です。「顧客の視点」に立つこと。リーダーは部下からも学ぶこと。仕事以外のことでもいいのです。常に「周りから学ぶ」姿勢を持つこと。すると、自然と自分に足りないものが見えてきます。それを知ることは、確実に自分の成長につながります。
リーダーシップをもって、チームをリードできる人は常に必要とされています。「チームのパフォーマンスを最大化すること」。それがリーダーに求められる役割です。すなわち、そのための振る舞いをコントロールできる能力が、リーダーシップだと考えます。
ときには、あえて隙を見せ、自分の評判を落とすことを厭わない度量も必要になるでしょう。そして、自分ではなく人に良い仕事をさせることのできる人、また人に好かれることもリーダーの重要な資質です。
最後に、一番お伝えしたいこと——マクドナルドの「人」に対する考え方についてお話します。マクドナルドの仕事はピープルビジネス。何よりもまず「人」を第一に考えています。それは、一人ひとりの成長が企業の成長へとつながり、未来を切り拓くと考えているからに他なりません。「日本一、グローバルで活躍するビジネスパーソンを育てるエクセレントカンパニー」を目指し、人への投資を積極的に行い、「人」の成長を全力でサポートしています。
皆さん一人ひとりに今の自分にできることをよく理解し、最善を尽くして欲しい。高い意識で仕事に取り組み、自分自身の価値を高めて欲しい。そういう人であれば、どのような時代にあっても必ず求められるはずです。
